本年3月より、本堂耐震改修工事に伴い、本堂内の仏具からすべてのものと庫裏1・2階の部屋、書院、プレハブへ移動致しました。そのような作業を進める中。
内陣の仏具・須弥檀(新規製作中)、天蓋、欄間(修復作業発注)、正面壁の天女絵画について、京都の株式会社 大入という修復作業専門の業者に剥がす作業から設置までを依頼しました。 その後早々に業者から連絡がありまして、大変に素晴らしい作品で有ること、是非作業風景を見学に来ていただきたいと話があり、檀家の皆様にも連絡致しました。実際6月23日(土)の日帰りで工房の修復作業見学並びに浄土宗総本山知恩院様の参拝を計画実施致しました。その報告です。ご覧ください。
①㈱大入2階の工房:当山の壁画1/3右側 修復1段階目を説明してくださった。(専務の品川さん)
②右壁画の修復全体図:「龍笛を奏でる天女」
③左側の壁画「笙を持つ天女」;修復の段階を見せてくれました。
④丁寧に濾過された水を壁画に掛けている様子
⑥壁から剥がすの使った和紙を丁寧に剥がす様子
⑧剥がし終わった絵に特殊な和紙で水を含ませた刷毛で丁寧に皺を伸ばしてゆく。
⑨水を掛けれれ色が濃くなり、周りには和紙についた汚れがにじみ出てきている。
⑩剥がされた壁画には、新聞で修復されたことが裏紙に貼られた新聞でわかる(明治4年)。