相頓寺 寺子屋時報 創刊号
平成23年度の大施餓鬼会、並びに棚経において、幾人かの檀信徒の皆様からお寺に対してご意見・ご提案、またご質問等を頂きました。お寺としては、大変有難いものでございました。貴重なご意見・ご提案を頂き深謝いたします。
こういった声の中から幾つかを皆様にご紹介すると共に、質問や意見に対する私どもの回答をお伝えする場として、不定期に「相頓寺寺子屋時報」を発行することに致しました。
創刊号は3点お知らせ致します
Q1 お寺へのお参りの仕方について
正門から入る際、何かお作法などはありますか?
また、駐車場そばの入り口から入っても構いませんか?
A1
当山にお参りの際は山門をくぐり、本堂内に安置されています阿弥陀さまに合掌し心を込めて一礼して頂くのが本来のお作法です。お帰りの際も阿弥陀さまに同じく合掌をし心込めて一礼して頂くと大変丁寧かと存じます。他のお寺にお参りの際も同様に、ご本尊さまに合掌・一礼して頂ければと存じます。
また、駐車場そばの入り口は、一般のご家庭で言うところの勝手口にあたります。寺族及び他寺院の関係者、各種業者のみ通行可とさせていただきます。
信仰のお姿からも山門をくぐってご参拝頂きますようお願い致します。
Q2 お仏壇の飾り方について
浄土宗の正しいお仏壇の飾り方はどういったものでしょうか?
A2
写真が掲載できませんが、悪しからず。・・・
【大型仏壇】 【小型仏壇】
浄土宗の飾り方についてご説明致します。適宜写真を参照して頂くとわかりやすいかと存じます。
まず仏様ですが、上段中央にご本尊である阿弥陀如来像を安置します。その両脇には右に観世音菩薩、左に大勢至菩薩を安置します。いずれも写真のように掛け軸の形式でも問題ありません。正式には更にその外側右に善導大師、左に法然上人を安置しますが、観世音菩薩、大勢至菩薩の代わりに安置することも多く、もちろんこれも間違いではありません。
お位牌については、仏壇の形式によって違いますが、大型のものですと写真のように位牌棚が作られていることが多く、こちらの安置して頂きたいと思います。棚が無い場合は仏様の一段下に、上座である右側から安置してください。
それ以外の道具については、香炉、花立て、燭台、茶器などを用意します。こちらも仏壇の形式や大きさによって変わってきますが、基本的に下段には外側から花と蝋燭、その中央に香炉を置いて下さい。中段には茶器や仏飯を配します。大型の場合は花と蝋燭は各一対、小型の場合は花と蝋燭が対になるように配するとよいでしょう。お経本や鐘はいずれの場合も、下段もしくは仏壇の外に置きます。
これが基本的な浄土宗の仏壇の飾り方です。
Q3 古いお塔婆の扱いについて
どこかにまとめて置いておく場所があると良いのでは?
A3
今回のご提案を受けて、墓所入り口の水屋のそばに早速古くなったお塔婆の回収スペースを設置致しました。例年、お施餓鬼の前などには私どもである程度片づけておりますが、お墓参りのときなど古いお塔婆について気になる方は、そちらに置いて頂ければ私どもで対応致します。
今回は以上です。
さて、いかがだったでしょうか?
皆様の疑問解決の一助となったのでしたら幸いです。今後もこういった形で皆様のご質問に答えて参りたいと存じます。気になることがございましたら、どうぞご遠慮なく当山までご質問下さい。その場で対応させて頂いた上で、私どもが皆様に知って頂きたいと思うご意見・ご質問は、今回のように檀信徒の皆様にお知らせすることがあるかもしれません。もちろん、公にしないでほしいということであれば、その旨お伝えいただければ秘密は厳守致します。
それでは第2号をお楽しみに!