相頓寺本堂耐震改修工事について報告
2012年5月5日 23:02  

相頓寺本堂耐震改修工事の着工について

 この度は、建立後250年以上を経過していした本堂が、昨年発生致しました東北地方太平洋沖地震により、結果として、半倒壊の被害と審査結果を頂き、昨年より、檀信徒の皆様のご協力をいただいまして補強工事等進めて参りました。傾いてしまいました本堂がもとにもどることはなく、耐震改修工事を致すことにご理解を頂き着工の運びとなしました。工事の期間は、約十カ月間です。役員の皆様をはじめ工事の関係者の皆様とも相談を重ねてまいりました。先日2月13日午後には、阿弥陀三尊佛を移設するための魂を一旦抜いて、借り本堂(客殿)に移動致します。遷座式の法要を嚴修致しました。関係各位の出席を頂きまして、無事勤めることができました。
その後、仏具等を仮安置致すためのプレハブの建築、建築関係者の皆さんの休憩頂くための工事車両等を受け入れるための鉄板の敷く準備などを進めてくださいました。そして、本堂内は、仏具の移動を無事終了致しましたが、欄間(佛菩薩)及びお不動様宮殿の修復のため仏具店移動してあります。また、2月27日~3日間かけて、阿弥陀様の安置されていました壁に天女並びに蓮などの壁画も修復のために専門家が京都より来寺し、取り外し作業に入ってくれました。実は片づけておりましたところ、寶永年間に当山第十三世信蓮社仰譽上人が再建されたとある。涅槃図(4畳程)と観経曼荼羅(4畳程)の二幅が出てまいりました。正に寺宝とみて良いでしょう。
これらを以下のとおり報告いたします。どうぞ、ご覧ください。                 第三十一世 忍譽昭祐 拝

 遷座式の様子
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 すごく立派な欄間です
 

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 遷座式を勤め挨拶する住職(建物概要と付帯工事についてほか)
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遷座式を終了し本堂向背にて記念撮影
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当山総代 千代貞雄氏が客殿にて工事着工説明前のご挨拶
 

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 工事着工に当たり、仏具等の移動のためプレハブが建てられた
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 客殿に移動した当山の阿弥陀如来立像
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 本堂内陣にある壁画(天女と蓮華)を修復のため京都の業者来寺
  

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